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アイスランド・エアウエイブス2013(14) ムーム、教会のスペシャルライブ集大成

 (前回はこちら)アイスランド・エアウエイブスの楽しみ方は人それぞれですが、2013年のアイスランド・エアウエイブスで総合的に大活躍して楽しませてくれたのはムームでした。
 まずは彼らの歴史をアルバムのアートワークで追う展示会が催され(オープニングは生演奏付き!)、フェス中の目玉のひとつとして、教会でのエクスクルーシブなライブがありました。
 5年振りのフェス出場だし、何か記念すべきものにしたいということで、40-50分の演奏しかできない他の会場より、貸し切りでじっくりフル演奏できる教会がいいと、全員一致で決まったそうです。
 ただ、教会はキャパがあまりなく、整理券が出るわけでもないこのライブには、当日数時間前から観客が教会の周囲を取り巻いて並び(この日寒かったのにぃ・・・)、当然というか、やはりというか、並んでも中に入れない人が出てしまい、メンバーはすごく申し訳ながっていました。
 私達は彼らのライブの様子をリハーサル時から撮影させてもらい、リハーサル時に私が会場へ行くと、ちょうどギーザがひとりで演奏しながら「Green Grass of Tunnel」を歌っていました。
 これがものすごく雰囲気があり、この歌が出てきた頃にアイスランドを知った私としては思い出深い曲でもあり、たいへんに感激して「そうか、スペシャルライブだから、この曲はギーザひとりでやるのか。本番が楽しみ!」
 と思っていたら、大間違いで、本番はバンド演奏だったんですよぉ・・・。うーん、ギーザのひとりパフォーマンスを、iPadでもデジカメでもいいから、個人的に記録しておかなかったのは失策でした。でも、それは私の心の中の貴重な思い出として納めておけということかもしれませんね。
 この日のレイキャビクの夕暮れ。夕食をしっかりと取った後、しっとりと日が暮れる中、ムームの演奏会場の教会に入りました。これは教会の前に見えた光景。
 会場内のリハーサルは終了し、あれこれを片付けたらお客さまに入っていただきます。
 私はトーキョー・ノーザンライツ・フェスティバル用のドキュメンタリー用の撮影があるため、2階の真ん中でカメラと共にライブを見ます。
 お客さまが続々と入ってきます。世界中からのムーム・ファン結集です。ここからは、彼らの音を思い浮かべながら、 シバノ・ジョシアさんの写真をじっくりとお楽しみください。
 そうそう、まずは裸足のギーザが現れ、お香を焚いていたことをお伝えしましょう。そんな香りも想像してみてください。





 私が居た場所に、途中からなんとクリスティンがやってきました。そうです、双子の片割れのあのクリスティンです。ギーザとクリスティン、そしてオルヴァルとグンニで結成したムームが、こうして世界中からのファンに愛される存在となり、でも自分はグループを離れ、舞い戻ったギーザや、ムームとしてずっと活動を続けているかつての仲間の姿を見る彼女の胸の内は、どんなものだったのでしょうか。
 そしてほどなくオルヴァルが、「次の曲はクリスティン・アンナに捧げます」とアナウンス。クリスティンは私の背後だったので、どのような面持ちだったかは分かりませんが、それは私にとっても感慨深い瞬間でした。
 ムームの教会スペシャル・ライブ。演奏は新旧織り交ぜての選曲を、教会という場所にあわせてか、最後には弦楽器も加わり、アンプラグドに近いアレンジでの演奏はとても力の入ったものでした。(次回に続く

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