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アイスランド旅行基本情報:2016 アイスランド観光の服装は?

アイスランド旅行のことは旅サイトにお任せすればいいかと思っているのですが、アイスランドの旅行もポピュラーになりつつあり、アイスランドへ行ってこそ肌で分かる文化でもあるので、今回は少し旅行についてを。

 今回はアイスランドの「夏」の服装指南を。それから、私は2016年6-8月過ぎまでアイスランドに滞在しているので、その間は視察、見学、商談等のコーディネーション、アテンドから、観光のご提案等も現地対応で可能です。
 アイスランドは暦の上では4月下旬には「夏」になります。が、日本人が思い浮かべる「夏」であるとは決して思わないでください。よくて春、実際は春になりかけの冬、みたいな感じです。4月下旬から5月のアイスランドの夏の初めの気温が10度になれば万々歳。盛夏であると思われる6-7月で15度以上になったら素晴らしい!という感じ。つまりは・・・日本人的には夏じゃないっしょ!
 それでも、本当の「夏」を待っていると、待てど暮らせど夏が来ないため、これもアイスランド人が夏を謳歌したいがための苦肉の策なのでしょう。それでも、気温ではないけれど、とても夏らしいところはあります。それは白夜。アイスランドで太陽が沈まない日々を迎えるのが夏だと思えば、日照が夜の10時以降まで続くようになる4月下旬は、確かに夏なのでしょう。これまた日本人には馴染みのない現象ですね。どんなに日が長くても夜7時なれば陽は沈む日本ですから。
 前書きが長すぎですね。御免なさい。それでは、アイスランドの夏(4-8月頃まで)の服装についてを。基本は関東地方の3月頃の服装でしょうか。アイスランドの冬は以下にプラスして着込めば大丈夫です。また、アイスランドへ行く方は併せてアイスランド旅行基本情報 2015年 もご一読ください。

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 アイスランドの天気は変わりやすい!←これ、鉄板ね。1時間のうちで風のない快晴、強風、雨、雪、霙、雹、を全部体験することもあろうかと思います。冗談じゃなくて本当にそうなんだから仕方がない。雨がひどくなったら15-30分程度どこかで雨宿りすれば、小降りになって止むことが多い。ジメジメと一日中降ることは滅多にないので、天気と柔軟に対応できる服装が観光には望ましいです。

*重ね着:基本中の基本。
 一日のうちでの寒暖の差もあれば、レイキャビク市内と郊外での気温産も。それから風の有無でも体感温度が異なるため、いい感じで脱ぎ着できるよう重ね着が基本。
 海外のサイトを見ると、「下はTシャツで!」と書いてありますが、これは脂肪保有者向けアドバイス。アイスランドで半袖Tシャツオッケーだったことは、ほとんど無いです。激混みのライブで1-2回体験した程度。

*撥水加工のアウターを!:フード付きでポケッタブルだと便利。
 滝の観光の時に濡れずに済むし、突然の雨にも便利なのでお勧め。ウインドブレイカーも兼ねたものが保温にもなっていいので、しっかりしたアウトドア用のジャケット等が人気です。が、そいうのを着てると一目で観光客と分かるので、現地人っぽく振る舞いたい場合は(私だけ?)お洒落っぽい普通のブレザーやブルゾンがいい感じ。

*小物が大切:帽子、手袋、スカーフ。
 夏はサングラスもあった方がいいですね。そして絶対に忘れないでほしいのは、帽子、手袋。夏に手袋はないっしょと思うかもしれませんし、レイキャビク市内なら無しでもいけるけど、早朝や深夜はやはりあった方があったかい。同じく帽子も暖かいだけでなく、少しの雨なら帽子でしのげるので是非。スカーフ等もバッグに入れておけば、寒い時に保温にもなるし、突然の雨にも対応可。レッグウォーマーもアリです!つまりは一日の中での気温や気候の変動に、小物も対応できるように、ということです。

*はき慣れた靴:スニーカー、防水靴。
 観光であちこち歩くことも多いと思うので、ぜひはき慣れた靴でいらしてください。郊外の観光はスニーカーが無難かも。滑りやすいところもあるので、なるべく滑らない靴でどうぞ。

冷えが足から来る人は、ハイカットのスニーカーや、内側にボアのついている防水スニーカーが非常に便利です(私は愛用)。
 夏はさすがに道が凍ることはないけれど、底がペラペラの靴よりも、しっかりしたものの方が疲れにくいのでお勧めです。

*傘は不要:強風だと凶器に。
 強風で悪名高きアイスランド。雨が降っても傘をさす人はほとんど居ません。というのも、強風時の傘は凶器になるのと、傘をさしたところで雨が横殴りだと、どーせ全身濡れるのです。だからこその、撥水加工アウター。
 アイスランド人の知り合いがわんさか居る私でも、知り合いで傘を差すのは1名のみ。彼女の名前はアンナ。美術好きの熟年女性です。アンナは「小雨程度ならやっぱり傘がいい。強風の時は出歩かないから傘は無用。」なーるほど。なので、レイキャビクで傘をさしてる人がいて、珍しいなぁと思って顔を見たら・・・マジにアンナだったことがあります(笑)。

番外編:水着もぜひ♬
 ブルーラグーンへ行く人はマストアイテム。そして市内や郊外でもあちこちにプールがあるので(当然温水!)使う予定がなくても持って行けば邪魔にはならないですよ。

*じゃぁ、具体的には?
 上記は一般的に書いているので、一言で「重ね着」といってもどの程度?と思いますよね。痩せ形で皮下脂肪が少ない(身長164センチ体脂肪率20%)の私の場合ですがーー
アイスランドの夏の服装
  行動範囲がレイキャビク市内のみの場合;長袖の下着、長袖のシャツ・ブラウス・カットソー。その上にアイスランド・ウールのセーター。下はスパッツとスカート。または厚めのパンツ。近所にでかける時はこの上からウール系のストールをひっかけるか、ブレザーを着るか。薄いダウン・ジャケットも使える。
  郊外へ出る場合:天気にもよるけど、ダウンコート持って行きます。氷河へ行ったり、アイスケイブなどのツアーの場合は、下着を含めて完全に冬支度で行くし、単純に郊外へのドライブプラスアルファ程度なら、薄めのダウンのロングコートかな。
アイスランドの冬の服装
  行動範囲がレイキャビク市内のみの場合:長袖の下着、ウール100%のタートル(厚みのあるカシミアが一番いい)、アイスランドのセーター等保温のしっかりできるセーター。ボトムスは保温性のあるスパッツ、厚めのスカート。靴下もあったかいやつがマスト。靴はハーフブーツ以上で踝が隠れるもの。
  郊外へ出る場合:上記に加えて、出来る限りもう一枚羽織れるようにします。
 もっと具体的には、去年の8月のアイスランドでの私。リサーチを兼ねてアイス・ケイブツアーに参加時の服装です。ツアー自体を詳しく知りたい方はこちらをどうぞ→ (ラングヨークトルの氷河をくり抜いたInto the Caveツアー、詳細レポート

同じ日の同じツアーだけど、これだけを見ても、場所によって服装が変わってますよね。軽いダウンジャケットのみはフロインフォサルの見学。
 アイスケイブ内は上の写真で着ているウルトラダウンの上に、本格的なダウンコートを羽織ってます。

アイスケイブ内の服装


あると便利:
小さく袋の中に入れられるダウンのジャケットは便利。私はロング丈を愛用していて、あれだけでも使えるし、コートや分厚いダウンコートのインナーとしても使ってます。ロング丈のダウン+普通のコートだとかなりの寒さまでしのげるのでお勧め。着ぶくれは必至。
 アイスランドのホテルにはスリッパの用意がないので、特に足から冷えが来る人はスリッパ持参をお勧めします。ホテルに帰ってからリラックスするにもいいしね。
 ーーあれこあれ書きましたが、アイスランドは先進国。24時間スーパーもあるし、日本の、それも東京のような価格やバラエティは望めないとはいえ、基本的な物資で困る事はありません。特殊なものは日本から持って行かないと無理だけど、手袋、帽子、セーターであれば、どこでも購入できるので、この際それは現地調達もアリでしょう。ただし、夜中に到着し、翌日の早朝から郊外観光の場合は、やはり持って行った方が無難です。
 そんなこんなの自分の都合や計画を考えながら、楽しく快適なアイスランドの旅をお楽しみ下さい!(小倉悠加/ Yuka Ogura)

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