コストコ効果で物価も降下。アイスランド初出店は大成功

 私がアイスランドに拠点を移したのが2017年5月末。ちょうどその頃オープンしたのがCostco(コストコ)。日本にもありますね、会員制の、倉庫みたいなあの店です。卸売りというのが基本。で、これが瞬く間に社会現象となったアイスランド。

 いやぁもう凄かった。オープニング日は、駐車場まで辿り着くのに3時間。それから会員証を受け取るまでにまた2時間。レジに辿り着くのにも1時間かかり、全く一日仕事になってしまったようでした。そんな状態が二週間も続いたか、私が行ったのはオープン後一ヶ月近く経った時でした。

 それもこれも物価高のアイスランドで、少しでも安く仕入れたいという庶民の切実な願いあってこそ。で、何が起こったかといえば、コストコに客が流れ、これまで一番安いとされていたスーパーマーケットのボーヌスにも、また続くスーパーマーケット・チェーンのハグコイプやらネットーといったスーパーの客足が減り、「今までの高値はなんだったんだ?ボリボリだったじゃないか!」という声があまりにも多くなってしまったため、各スーパー・チェーンが価格を一斉に下げたのでした(もちろん全品ということじゃないけれど)。それはガソリン価格までに及び、これを庶民は「コストコ効果」と呼び、私の周囲でも「コストコ効果がありがたい。が、今まで何だったのかという怒りもこみ上げる」と。

 で、何が社会現象なの?とお思いでしょうが、なにせ小さな国なので価格コントロールも自在。コストコがあまりにも安くて、びっくりしちゃったアイスランド人。オープン一週間で「コストコで買ったものの写真と価格(Keypt í Costco Ísl.- Myndir og verð.)」というFacebookページが人口四分の一にあたる8万人が登録し、それはもう何だかぁ(笑)。何だかって何なのよ!という感じですが、あまりにもコストコの来客数が凄くて、一週間でほとんど売り物が無くなった感じがあったという凄まじさ。

 ということで私はコストコへ行ってきました。タダっぴろくて、レイキャビク市民御用達のIKEAの横の建物です。で、なにやら不文律でもあるのか、IKEAに置いてある品物はほとんどというか全くコストコには置いてありません。ご近所づきあいもお上手で・・・。

 私が行った時には既にオープニング・ラッシュは過ぎ去り、駐車場確保も1分、会員証ゲットも5分程度でした。

 まず話題になったのがフレッシュフルーツで、それもベリー類。みなさまのお買い物写真を見ると、必ずストロベリーやラズベリー、ブルーベリーといったベリー類がどっさり買い込まれている。なので私もベリーをゲット。でも、それよりうれしかったのは私が一番好きなピンク・レディというブランドのリンゴが袋入りで売っていたこと。このリンゴと小さな洋梨はいつ買っても外れがないようで。野菜はほとんど買い尽くされてしまった感じでしたが、ベビーコーンをゲット。

 鮮魚や肉は輸入ものだけではなく、アイスランド産のものも結構あり、選べばなかなかよさそう。でも、あまり大量に消費しないので、やはり肉類には手を出しにくい。また、ベーカリーがあるのでパンやケーキもあり、こんな派手なお誕生日ケーキも。

 クッキーからはおいしそうな香りがぁ。その誘惑に負けて購入しました。

 変わったところでは(?)スシ売り場が意外にも大きく、スシの人気を知らしめてくれました。で、折角なので私もスシなるものをゲット。ここの人、鮪のチリソース巻きが好きみたいだけど、私はどーも。あのおいしいマグロをチリソースで和えるのは勿体ない。けど、マグロ自体が日本のものほど味がよくないので、チリソースで誤魔化すしかないのかな、とも。

 とにかくコストコがオープンしてよかったぁ〜〜〜というのが庶民の共通した意見。そして大量に同じ物があっても持て余す家庭もあるため、「コストコで購入したものシェアしましょう」グループも出現したり、コストコで買ったものをいろいろと評価する動画を出して有名になる人が出現したりと、まだまだコストコ祭り(?)は続きそうです。

 かくゆう私も既に2度ほど行き、定期的に時々来るべき場所だと感じています。というのも、結構グルメなものも置いてあり、特に冷凍餃子やノリは有り難い。毎回違うものが置かれるようなので、日本米も来ないかなぁと思っているところです。が、炊飯器がないとお米が炊けないことに気づいた!あまりにも炊飯文化が電化されすぎているってことですね(うちはガスだったけど)。(小倉悠加/ Yuka Ogura)