アイスランドにデヴィッド・ボウイの壁があるのをご存知だろうか。Arkranes(アクラネス)という街で、レイキャヴィクからは車で1時間半ほどの場所だ。
その街に住むアーティストのBjörn Lúðvíksson氏はボウイの大ファンで、2016年に彼が亡くなり、街の灯台の石にボウイの絵を描いて追悼していたが、それが高じて街の建物の壁に描くことにしたそうだ。そしてなぜか「デヴィッド・ボウイ」というカタカナもボウイの姿と共に!
ここは現在世界中のデヴィッド・ボウイ・ファンの間で密かなブームとなりつつあり、レンタカーを使いわざわざ訪れては涙するファンの姿がしばし見られるという。
そしてこの壁のある建物の中で、ボウイのメモラビリア展が行われたことがあり、足を運んでみた。特にボウイのファンという訳ではない私には価値がよく分からなかったが、ファンであれば垂涎の物品であろうことは感じたし、その心意気もよく理解した。
この展示は常設ではないが、この場所をカフェにしようという構想があり、それは着々と進んでいるように見えた。場所はアクラネスの「Kirkjubraut 8」で、以下、地図の場所へ行けばすぐに分かると思う。
レイキャビクではなくアクラネスにボウイのカフェが出来れば楽しいと思うし、ここの灯台はアート展や音楽ライブを催すこともあり、訪れて損は無い。ぜひボウイ・カフェのオープニングを期待したい。