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2018アイスランド・エアウエイブス・ツアー最終、思い出いっぱいバス旅行&ディナー!

 (前の記事)2018年アイスランド・エアウエイブスの公式プログラムが終了した翌日、アイスランド・エアウエイブス&オーロラ・ツアーでは日帰りバス・ツアーを催行。それもアーティスト同行で途中にちょっとしたライブ付き。
 夜は夜でアーティストとの会食。昼と夜、全く違った趣向で、そのどちらも思い出深く濃厚。本来は別々の記事として投稿したいところではあるけれど、一本にまとめた方がその濃厚さが分かりやすいため、ジョシア・シバノさんが撮影してくれた写真を中心にご紹介しますね。

 まずバス・ツアーは、シンガー・ソングライターとして人気の高いスヴァヴァルに同行をお願いした。前回同じ趣向でやった際は、ムームのオルヴァルとグンニがガイド役を務めてくれたのを思い出す。レコーディングをした灯台が目的地で、最後はリハーサル・スタジオも見せてもらい、ムームファンが感涙していたことを思い出す。

 今回はピンポイントの目的地はなく、一緒にアイスランド観光を楽しもうというのが目的。それでも、ありきたりの場所ではつまらないため、少しひねりを効かせた内容にしたつもり(企画者の私としては)。

 さて、まず最初に訪れたここは・・・アイスランド大統領官邸!お呼ばれした訳でもないのに押しかけました(笑)。というか、ここには強硬なガードが存在しておらず、時々車がいると思うと、バードウォッチングをしてる老夫婦だったりで、のどかな雰囲気。

 

 スヴァヴァルは以前ガイドをやっていたことがあるそうで物知り。丁寧にガイドをしてくれた。 

 アイスランドの伝統家屋といえば草葺き屋根のターフハウス。南海岸の民族博物館まで出向く人も少ないかと思い、その片鱗を残す場所があるので、ささっと見学へ。・・・ってまだ半分建築中なのは、ここはホテルであり、まだまだ開発途中。レイキャビクから近い割には街中から離れているので、オーロラ観察にはもってこいの場所。

 季節が夏であれば、屋根の緑がこんな風に見えるというミニチュア。妖精が住んでいそうでかわいい。

 そして向かったのは、ムームがレコーディングをした灯台。正確に言えば、灯台の宿泊施設の中で主にはレコーディングしたそう。灯台のところには、古い船や博物館も。

 ムームのメンバーと来た時は、強風であまり長く外にいられなかったことを思い出した。自分のツアーなので毎回参加してるから、色々と思い出すことも多い。

 ランチは体の温まるスープ。パン屋なので美味しいパンが豊富だし、別途食べたいパンやお菓子があればすぐに買うことができたので、とても便利。味も良かった。こういう時のスープの味は格別! 

 次に向かったのはロックンロール・ミュージアム。展示物にはビョークの衣装や、オブモンスターズアンドメンの曲を自分でミックスできたり、かなり楽しい。ここでスヴァヴァルに何曲か歌ってもらった。

 少し時間の余裕がありそうなので、ブルーラグーンの裏手(青い水がきれい!)にでも寄ろうかと思ってバスの運転手に話をするものの、彼はユーラシア・プレートと北米プレートの間にかかってる橋がいいのではと言い出す。地球の割れ目。。。

 正直、なぜここに行くことになったのか、不思議。集合写真を撮りたかっただけかもしれない。

 滞在時間はものすごく短かったけれど、それでも「行った!」と言えるからいいかぁのような納得の仕方になった(私の中で)。

 スヴァヴァルはとても暖かな人柄でユーモアもあるけれど(ライブではいつも爆笑を取ってる)、英語が直接通じないせいもあり終始控え目な感じ。それでも、要所要所で興味深いエピソードも披露してくれて、早朝から夕方まであっという間のバスツアー。

 レイキャビクに戻り、次の催しはアーティストとのディナー。来てくれたのはJFDRことヨフリヅル、Mumのメンバーでもあるギーザ、Special-Kとして活躍中のカトリンの3名。たまたま美女揃いになったのは、彼女たちがちょうど新しい音源を発表したところだったのと、私の知り合いなので自然と同性が多くなっただけ。 

 各テーブルに1名のアーティストだとコミュニケーションが取りにくく、互いに緊張するだけで終わりそうだったので、アーティストは一つのテーブルに集めることに。せっかくなので皆さんに「アーティストとテーブルを囲みませんか?」と声をかけるも、「話せないからここの方がいいです」と尻込み。

 アーティストと必ずしも同じテーブルではないけれど、同じ場所で同じ食事ができたことで満足していただけたようでよかった。そういえば、ツアーの10周年だったかは、ムームのメンバーとの食事だった覚えが。そうだ、オルヴァルとは結構何度もツアーメンバーと食事をしたっけ。

 食事後はホテルのロビーに場所を移し、各アーティスト最新音源やグッズ、JFDRはダウンロードコード入りチョコもあり、それを直接みなさんに買っていただいたり、サインをもらって写真を撮影したりと、大いに盛り上がった。そうそう、バスの中ではスヴァヴァルのCDも売れてました。 

 こんな風にアーティストにツアーの案内をしてもらい、一緒に食事をしてサインをもらって写真を撮ったりーー普通はできない体験。それを私は2006年からずっと提供し続けてきた。最初はもちろんこれほどゴージャスな内容ではなかったけれど、私がずっと続けられたのも皆さんとアーティストのおかげで、だからこそこうして貴重な体験を還元し続けられたことは、返す返す本当によかった、と。なので、これをやめてしまうのはもったいなくも思っていて、アイスランド・エアウエイブスではなくても、何らかの形でアイスランドの自然と音楽ファンにも喜んでもらえる企画を引き続き考えたいと切に願うのです。

 ツアーのレポートよりも、私の今の思いの吐露になってしまうけど、本当にそう思っているので、引き続きアイスランド音楽ファンの役に立てますように。(2018年アイスランド・エアウエイブス・レポート初回へ戻る

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