アイスランドは冬。気温を見ればとっくの前から冬っぽいとはいえ、アイスランドの季節は気温ではなく日照なので、日照が極端に短くなりつつある今、アイスランドは冬になったといえる。
本日2019年11月25日の日の出日の入りはそれぞれ10時30分、 15時58分で、日長約5時間半。今年日照時間が最短になるのは、12月21日で日出11時25分37秒 / 日没15時2分57秒(日長3時間37分20秒)だそう(詳しい情報はこちら)。
今日は天気が良く、太陽の位置がよく分かったので、気づいた時にパノラマで写真を撮ってみた。太陽が頭上に登らず、低い位置で並行移動して行くのがわかるかと思う。撮影したゆる定点は、自宅のバルコニー。
日本人は朝の8時に家を出た時、外が真っ暗という体験をしたことがない。真冬でも朝6時半には日が出て、日没は16時半。その前後一時間程度は明るさが残るので、短くても確実に10時間の日照が確保できる。なので、アイスランドのような日照の変化は想像の及びもしないことだろう。
そのせいか、旅行サイトに時々「アイスランド旅行は冬が穴場!狙い目!」と書いてあるのを何度か見かけている。うーん、うーん、オーロラを狙いたいのであれば、確かに夜が長い方が確率が上がるのかもしれない。けれど、昼間の自然観光もしたいだろうと思う。冬は自然観光向きでは決してない上、クリスマスの日は軒並み商店もレストランも開店せず、街中から離れた小さな宿泊所に泊まろうものなら、近所の店は開いてないわ、レイキャビクの中心までの交通手段は限られるわで厳しい体験になることも。冬のアイスランドに来る際は、くれぐれも事情を調べてから自分の旅行目的に合っている季節であることをお確かめください。
それから、この[ゆる定点パノラマ]撮影、Twitterで写真を出しているので、気になる人はぜひフォローを。