偽物をつかまされないで!アイスランド・セーター(ロパペペイサ)

 アイスランドで購入したアイスランドのセーター 、それは本物なのか?

 本来セーターの機能としては本物も偽物もないとはいえ、かなり前から、アイスランド・セーターと呼ばれながら、アイスランド製ではないなんちゃってアイスランド・セーターが出回っていたことは悲しい事実。

 アイスランドのセーターはロパペイサ(lopapeysa=ロピセーター)と呼ばれ、肩の周囲に模様が入っており、輪編みなので継ぎ目がないのも特徴。本来は手編みであるはずなのに、近年では海外で機械編みされた廉価なものも出回り、「本物」を売る業者が窮することに。

 そこでこの度、アイスランドのラム肉が「Íslenskt lambakjöt」として保護されているように、「Íslensk lopapeysa – Icelandic Lopapeysa」も保護対象品となった。

 今後「Íslensk lopapeysa(アイスランド・ロパペイサ)」と表示できるのは、以下の条件を満たすセーターのみになる。
*セーターに使用する毛糸はアイスランドの羊のものであること。
*セーターは新品のウールで編まれていること(リサイクル毛糸は認められない)。
*アラフォスロピ、レットロピ、プロゥトロピのような毛糸を使用していること。
*セーターは輪で編まれ、肩のところに模様が入っていること。
*セーターはアイスランド国内で手編みされていること。

 今までは紛らわしいセーターがあちこちの土産物店に置いてあった。確かにアイスランドの毛糸を使ってはいるが、海外で生産されたものがアイスランドの手編みのものより安く出回り、アイスランド・セーターの評判を落とすのではと危惧する声は高かった。

 大きな土産物店でよく疑似品を見かけるので、安ければそれでいいという人はどうぞ。本物が欲しければ、手編み協会(Iceland Handknitting Association)かフリーマーケット(Kolaportið)で売っているものがお勧め。フリーマーケットの店は、何名かのニッターが集まって店を出していることが多く、手編み協会よりも自由度が高くユニークな作品が多いように思える。

 それから、毛糸さえ買えば自分でも編めるので(それもクルクルと輪で編むため、はぐことが不必要で、結構早く簡単にできる・・・はず)、手編み協会で毛糸も買えるので、手芸好きの人はぜひどうぞ。