滝裏にまわれるKvernufossは大人気瀑布のご近所

 瀑布の多いアイスランドの南海岸。観光はスコゥガフォス(Skogafoss)やセリャラントスフォス (Seljalandsfoss)が一番人気とはいえ、その周辺にはいくつかとても美しい滝を見学することができる。

 その中でも道路から見えない位置にあり、標識等もないため、訪れる人の数が抑えられているのがクヴェルヌフォス(Kvernufoss)。落差30メートルと言われ、迫力は満点だし、セリャランストスフォス同様、滝の裏側に回ることができる。

 場所はスコゥガル民族博物館近くの川沿いを奥の方に進む、と書けばいいのだろうか。実は駐車場はあり、駐車料金は2020年現在1台1000iskで、支払いはスコゥガル博物館になる。なので、料金を支払う際に、行き方を尋ねれば教えてくれる。博物館があり、その隣に倉庫だか事務所があり、その建物の向こう側が川だ。時期によっては雑草等で道がわかりにくいかもしれない。

 


 

 羊を放牧する牧草地内にこの滝があるため、まずはフェンスを超える必要がある。人が通れるように、小さなハシゴがかかっているので、それを越えればオッケー(車椅子は無理)。あとは川沿いを歩くだけだが、道は狭く、決して足場が安定しているとは言い難い場所もある。特に冬は滑りやすそうで、冬に行った時、途中で引き返した方がいいかと思ったこともあった。

 大袈裟に「危険!」と書くほどでもないが、自分の年齢や、もしも怪我して周囲に迷惑をかけることを考えると、無理は得策ではないので、少し及び腰な私なので、足腰に自信があり、バランス力があれば問題はない。

 

 これがKvernufossの姿。30メートルの落差があると言われるだけあり、迫力もあり、それでいて優雅だ。滝の水は常に下にある大きな石に当たって砕け散る。その音も迫力があり、なかなかいい眺めだ。

 滝の裏側にまわれるが、セリャランストスフォスのように、ぐるりと一周するようなコースはできていない。滝の宿命で、風向きによってはひどく濡れる。また、本格的な観光地化はされていないため、滝裏の足元は非常に滑りやすい。冬場は特に氷が透明で見えないこともあるため(特に夕暮れ時で周囲が暗いと致命的)、一歩一歩、注意して進んだ方がいい。

 これが滝裏の写真で、ご覧のように、写真の男性が立っている場所から緑が多い部分へは進むことができない。それでも進もうとした形跡もあるが、これ以降は道がなく、非常に危険なので無理して進む必要はないだろう。

 滝裏に行くとこんな感じになる。頭上から水が勢いよく落ち、それが石にぶち当たって弾ける様子はいつ見ても豪快だ。爆音も心地いい。

 ここに掲載した写真を撮ったのは8月で緑が残っている時期だが、秋、冬になるとまた景色は違ってくる。日本の有名なタレントもこの滝で撮影をしたことがあったし、観光客がゼロではないが、比較的少ないため、撮影にはよく使われている。

 瀑布の多い南アイスランドの、滝銀座とでも呼びたくなるほど滝の多い地域。そしてこの滝は比較的アクセスが容易でもある(容易と言っても、遊歩道完備ではないため、普通に歩いて行ける程度の解釈でお願いしたい。歩行に難がある人には向いていない)。

 比較的安全であるとはいえ、冬は非常に滑りやすい。それが夏であっても十分に足元に注意を払って進んでいけば、滝の魅力と、そこへ到達するまでのハイキングを楽しめると思う。とてもお勧めしたい。