アイスランドの野生ベリーをこの夏大量に摘んだ。
摘むのに忙しく、あまり写真やビデオがないけれど
YouTubeにアップしたので
何となく雰囲気を掴めますように。
ベリーがある場所は
秘密にしている人が多いけれど
時期になれば容器を片手に
傾斜地に張り付いてる人をよく見かけるので
ベリーが生えていそうな場所の周辺をドライブしていると
割合すぐにわかる。
ベリー摘みをしていると
時間を忘れ 無我の境地となり
まるで瞑想でもしているみたい。
私は瞑想はしないけれど
たぶん瞑想というのはそういう感じなのかと。
いわゆる、無我夢中状態(笑)。
特に天気のいい日を選んで摘みに行くから 裸足になっても気持ちがいい。
ちなみに今回主に動画に出てくるのは”bláber(ブラゥベル=ブルーのベリー)”
だけど 英語ではビルベリー。
ちょっと混乱するので
今回の動画では「ベリー」で統一。
実はこのブラゥベルよりもう少し黒くて香りがいい種類もあり
それは” aðalbláber(アダルブラゥベル)”。
ちなみにアイスランドでの公共の土地でのベリー摘みは合法。
私有地は所有者の許可が必要(当たり前ですね)。
輸入されてくるブルーベリーは
粒が大きいけれど味は大味。
天然、野生のベリーは
粒は小さくても濃厚な滋味がある。
甘いでも、酸っぱいでもなく
滋味としか言いようのないジワジワとくる味。
実はこんな味の果物を私は他に知らない。
とても特別な存在に思える。
アイスランドは痩せた土地なので
食糧になるものはじゃがいも程度しか採れない。
なのでベリーは特に貴重な存在。
本当に愛おしい。
そして今年は、国民総出でもならない限り
絶対に獲りきれないほどあちこちで生っている。
2年前は確かほとんどベリーが獲れなかった。
自然の、野生のベリー。
来年も今年のように大量に生りますように。