フェロー諸島の旅:ほのぼの離島、北部Svinoy島とFugloy島の静寂と音楽

 フェロー諸島に滞在中の小倉です。このブログはICELANDiaということで、アイスランドのことを音楽を中心にお届けしてきましたが、今回は御縁がありフェロー諸島にお邪魔しています。
 デンマーク領のフェロー諸島、ここもアイスランドに負けず劣らず雄大な自然で楽しいし、もしかしたら景色はこちらの方が起伏が多い分、目が楽しいかもしれないけれど、それでもなぜかアイスランドが恋しい私です。ちょっぴりホームシック。日本じゃないです。アイスランドに。
 先日ミキネス島に一泊し、首都のTorshavn(トースハウン、発音はトーシャヴン)に戻って宿を街中に移しました。そして今度はフェロー諸島の最北Svinoy(スヴィノイ)とFugloy(フグロイ)という離島へ行ってきました。なにせフェローは諸島というくらいなので、島がいっぱい。名前が覚えられなくて四苦八苦してます。首都があるのはStreymoy(ストレイモイ)島で、国際空港はVagar(ヴァガール)島です。
 ひえ〜、そんなに島が沢山あるんだぁ、ですが、ひとつの島がそれほど巨大ではないため、今回訪れたスヴィノイやフグロイも、島の反対側に出るのに徒歩数時間程度という小ささです。
 作画が超下手クソですが、少しでも位置関係が分かるよう、地図を出しておきますね。赤丸が首都のトースハウン、そしてヘリコプターで飛んだのが青丸のスヴィノイ。そこからフェリーでフグロイまで渡りました。
 私の人生初めてのヘリコプター・ライドがフェロー諸島になるとは驚き。ヘリコプターは島民の交通手段の一種で観光用ではないため、お値段もそこそこ。乗る距離にもよるとはいえ、20分ほど乗って5千円はまずまずではないでしょうか。例えばアイスランドでの観光用のヘリは万単位のお値段です。
 観光用ではないとはいえ、フェロー諸島はどこへ行っても景観がいいので充分です。お天気がそれほどいいとは言えなかったものの、霧で全く見えないということもなく、私は大満足でした。それに、ヘリなら船酔いはしないし、小さなセスナ機よりもずっと安定していて、乗り心地がよかった。
 前回の離島であるミキネス島もそうでしたが、サマー・ミュージック期間のアーティストに同行しているため、当然また離島でライブ。どんな小さな集落にも教会があるというのが凄いなぁとつくづく。それにしてもなぜ、席のところに番号がふってあるのでしょうね。当初は馬小屋か何かを改造したからなのかなぁ?とか思っています。違うかな・・・。
 集落の真ん中の道に、人間同様にヒツジも歩いていました。私が近寄ると逃げていきましたが。
 スヴィノイ島の教会の外観はこんな感じ。ちっちゃな教会も何軒か見ると、全部同じに見えてきてしまいます。。。ごめん。
 そして、スヴィノイ島内を20分程度だったか歩いて、フェリーの船着き場へ行きました。で、途中で出逢ったこのヒツジの親子が超かわいかった。黒いのがお母さんで白い子が子供。おっぱいを飲んでいたし、私が近づいたら、人間の私に興味を持ったのか、「なんだお前?」という顔をしてこちらを見たのがすごく面白かった。アイスランドの羊は人間を見るとすべからく逃げていきますが、フェロー諸島のヒツジは、まず人間を珍しそうに眺めるようです。場合によっては、この子達のように近づいてくれます。人間見物?私、日本人で珍しいだろうし。
 こんな感じのフェリーに乗り、フグロイ島へ。ええと、正直言ってどこの教会がどの写真だったのか分からなくなってしまいますが、たぶんこれがそうだと思う。フグロイ島では二か所の教会で演奏しました。
 ここの教会は、ドアを開けると海が見えて、それがすごく気持ちよかった。
 その上、教会のすぐ横には素敵な滝まであり、自然三昧。ただ、フェロー諸島はアイスランドに負けず劣らず滝が多いので、見慣れてくるといえば見慣れてきますが。
 演奏後は徒歩で山を越え、同じ島の向こう側の集落へ移動。徒歩で1時間半くらいかかる感じ。私はズルして(?)、山の上まで来るまで連れて行ってもらい、下りだけ徒歩のいいとこ取りコース。おっと、この写真は景色がキレイなだけになってしまいましたが、石のところにストリートネームらしきものが書いてあり、現地の人が笑っていたので尋ねてみると、「ストリートネームが ”家と家の間”ですって。まんまだわ(笑)」と。
 でもって、道中はヒツジ三昧。そして「クリスマス・ディナーがあんなところに!」というので「七面鳥?」と尋ねると、「フェローのクリスマスは七面鳥じゃないのよ」とのこと。へ〜。
 島の反対側の村落でも教会で演奏し、念願のディナーです。なにせ2時間のハイキングで集落から集落に移ってきたので、みんなお腹ペコペコ。雨も降ってなくて、天候がよかったからそれでも楽だったとはいえ、徒歩での移動はたいへん。でもみんな、景色を楽しみながら歩いたとは言ってましたが。
 「まず写真撮らせて!」という前に手が伸びた(笑)。ヒツジ肉がメインで、付け合わせのポテトや野菜も豊富。グレイビーもおいしかった。すいません、私も食べるのに必死でいい感じの写真がない・・・。
 こちらはデザートで、アイスクリームケーキみたいな感じ。でも、アイスクリームよりも甘さが控えめで、ものすごく美味しかった。お代わり3回もしたデザートでした。
 その後は、食事をした場所でのイブニング・ライブ。何組かのアーティストが演奏した後、演奏し続けたいミュージシャンが集まって(?)好き勝手にジャムって楽しかった。こういった離島までこれだけの数のミュージシャンが来ることは滅多にないので、みなさんとても楽しみにしているようです。それに加えて、若手のミュージシャンに即興の体験を積ませるいい機会だとか。同行していて、なるほどと思うことが多く、本当にいい体験をさせてもらいました。
 この日はとても可愛らしい屋根裏部屋のようなところに宿泊。これがその部屋から見た窓越しの夜景。すごく静かで贅沢でした。ただ、暖房がないのでちーと寒かったけど。それはセーターでも着れば済むことなので問題なし。
 翌朝少し集落を散歩し、デジカメのタイマーで撮ってみました。寒そうに見えるし、実際に寒かったです。ヒートテック下着、薄いニットセーター二枚、ユニクロの長い丈のライトダウンの上に白い完全防水のコートを羽織り、マフラー巻いてニット帽もかぶってます。日本は35度を越えてたようだけど・・・。
 朝の10時にフェリーでフグロイから昨日のスヴィノイ、そしてBordy島の船着き場で自家用車に乗って首都まで戻ってきました。行きはヘリだったけど、連携プレーで帰りは車で帰ってきました。
 詳細を書ききれないので、なんのこっちゃ理解不能な点も多いと思いますが、とりあえずはフェロー諸島ってどんなところ?という参考になれば幸いです。後日、しっかりと旅行記を書きたいと思ってますので、詳細はその時にでも。
 現在は首都トースハウンの街中のホテルに宿泊中。夜の23時のこんな景色を見ながら書きました。
 明日はゲイ・プライドのパレードがあり、その後はお楽しみのナショナル・デイの大フェスティバルがあります。(小倉悠加/ Yuka Ogura)