ハイキング、トレッキング好きのアイスランド人に連れられて

 アイスランド人はハイキング(トレッキング)好き。時間ができれば、いえ、時間を作ってハイキングへ出向きます。私の彼もそのひとりで、子供の頃からあちこちの山を歩いてきたので、夏になるとどうしても山歩きがしたい。なので今年はシーズン前からずっと地図を見ながら、「この山は簡単だし景観がいいからぜひ行こう。少し難しいけど道中が楽しいからこの山も歩こう」と私を執拗なまでに山歩きに誘う。

ものの数分で登れるかわいい山

 去年はこちらに移った当初、一度しか山歩きをしたにとどまった。今年は車をゲットしたので、好きな時にどこでも行ける。彼は毎日、天気予報を見ては、仕事のある日でも夕方以降天気がよければ「ドライブに行こう」と私を誘う。現在彼はバケーション中でずっと家にいるので、とりあえず車を走らせて天気がいい場所を探し当て、テキトーに山に登るというスタンス。

 小さな山(丘みたいな土地の突起)でも制覇すれば楽しいし、アイスランドは木が少ないので、とりあえず景色もいい。上まで行くとどんな景色なのかなぁと私も最近は小山登りが楽しくなってきた。

 例えば、先日天気がイマイチだったので、雨の合間に充分登れる小さな山が通りがかりにあったので、それを制覇。ハイキングやトレッキングと言うにはおこがましような小さな山だけど、それなりに傾斜があり、足元のバランス感を要求される。

土地を肥沃にするルピナスはアラスカ産

 登っている途中には高山植物のような小さくて愛らしいピンク色の夏の花が見られた。それからルピナスも。ルピナスは土壌を肥やしたり、植物が定着せず土埃がひどい地域に植えられたもので土着の植物ではないため、賛否両論はあれど、群生してると華麗だし綺麗。既にアイスランドの夏の風物詩として定着もしている。
 アイスランドに住むと、こういった小さな自然とのふれ合いがとても多く、やはり観光バスでピンポイントで回るのとは全く違う味わいがある。 (小倉悠加/ Yuka Ogura)