アイスランド・エアウエイブス2018 会場巡りがそのまま市内観光、ローカル感満載に!

 あと一ヶ月足らずで今年もアイスランド最大の音楽フェス、アイスランド・エアウエイブス2018の開催となる。
 毎年変化し続けるこのフェス。近年は規模が大きくなりすぎて、私が好きだったローカル感を恋しく思っていたところ、そんな声が他からも聞こえてきたのか、今年はローカル感が帰ってきそうでうれしい。
 
 今年のアイスランド・エアウエイブス会場リスト
 https://icelandairwaves.is/venues/

 コンサート&コンベンション・センターであるハルパは居心地がよく、風雨が厳しい日にはここ一か所でそこそこフェスが楽しめたのはよかったけれど、以前からフェスを知る我々は、「街中に出向かなくなったのが寂しいよね。あの雰囲気がフェスっぽくてよかったのに」と感想を漏らしたものだった。

 今年はハルパを多用しないことが決定していて、スケール・ダウンをせず、以前のようなローカル色を出すことに腐心をしたそう。なるほど、会場のリストを見ると、会場をひとつひとつまわれば、それそのものがレイキャビクの市内見学にもなる場所が多い。ハルパもよかったけれど、やっぱりせっかくレイキャビクに来たんだから、こういう方がいいよね、と思うのは私だけだろうか。

 また正式オフ会場の数も絞られていて、あれもこれも見たいけれど、実際はその100分の一程度しか見られない!というフラストレーションからも解放されそうだ。ライブの数自体が減るので、賛否両論もあろうとは思う。でも、自分の身は一つしかないので、いくらギグ数が増えても、物理的に見られるライブ数は変わらない。それを思うと、やはりこれが正解ではないか、と。

 私は幸いなことに、アイスランド・エアウエイブスが国際的なフェスへと成長する楽しい過程を見てきた。そして思うのは、やはりこのフェスはレイキャビクだからこその特性を生かして、街全体が楽しめる空間でありたいと思う。ハルパだけにライブが集中するのは、便利だったけれど、レイキャビクの街を探索する面白味が消えてしまった印象だった。

 なので今年のアイスランド・エアウエイブスは、大いに街歩きを、そして新しいアーティストとの出逢いを楽しみたいとワクワクしている。あとは天候次第だけど、天候の変化もまたレイキャビクに滞在する醍醐味。少々の悪天候を進むのもまた、フェスの面白さだと思えば、どこをどう切り取っても思い出深い体験になるに違いない。 (小倉悠加/ Yuka Ogura)