私が住むレイキャヴィクはレイキャネス半島に位置し、アイスランドの首都ではあるが、30分もドライブすればアイスランドの大自然に触れることができる。その代表的な場所のひとつが、Reykjanesfólkvangur (レイキャネスフォゥルクヴァングル)。 1975年に景観保護地域として認定された場所で、300キロ平方メートルに渡りアイスランドの大自然が(ほぼ)そのままになっている。
そこにはいくつかの見どころがあり、圧倒的なのは苔むす溶岩がひたすら広がる溶岩の地で、、異次元にいるのかとさえ思える。またKleifarvatn(クレイヴァルヴァトン)湖や温熱地帯のKrýsuvík/Seltún (クリスヴィク / セルトゥン)、緑の水をたたえるGrænavatn(グラエナヴァトン)湖も素晴らしく、それほど長距離車を走らせずとも、ペースよくまわれるスポットが点在する。
日照が少し長くなり、天気もそこそこだと思われた2019年5月中旬、私たちはその溶岩台地へドライブへ出た。するとどうだろうか、連日の雨のとろこに急に晴れ間が来て、強い日差しを受けたせいか、苔の溶岩地は濃霧に包まれていた。
溶岩地は苔の濃淡も手伝いその幻想さを増していたものの、濃霧すぎて車を先に走らせることは断念。それでも、時々顔を出す晴れ間を狙って撮影してみた。
この地域の別スポットはまた別の機会にでも写真をご紹介したいと思ってる。