2019年ジョン・レノン・イマジン・ピースタワー点灯式

 ジョン・レノン・イマジン・ピース・タワーの点灯式に行ってきた。久々だ。何年振りだろうか。2007年の除幕式には出席していて、その後も何度か点灯式に参加した覚えがあるし、ショーンのお誕生日パーティに忍び込んだり(?)、ヨーコさんの音楽ライブを見た覚えも。

 今年はヨーコさんの姿がなくて残念だけど、数年前から、体調を崩しているという話はちらほら聞いているので、仕方がないのかな。ヨーコさんの体調、よくなりますように。

 10月9日はジョン・レノンの誕生日であり、同時に息子ショーンの誕生日でもある。ほんと、仲良しの親子だ。ショーンといえば、自ら音楽活動もしているけれど、私はどうしてもジョンが歌った「ビューティフル・ボーイ」を思い出す。あ、そんな話はどーでもいいですね。

 ジョンの誕生日から彼が悲劇で倒れる日の12月8日までがタワーの点灯期間。クリスマスや年末年始等、特別な冬の日にも点灯される。10月9日は必ずフェリーが無料で運行され、ピースタワーのあるViðey(ヴィーズエイ)という小島まで私たちを運んでくれる。私が知らない間に、フェリー乗り場まで公共バスも無料で出るようになっていて、便利になったこと!

 早めの夕食を済ませ、フェリーに乗ると、夕日がとても美しかった。2007年の除幕式は、小雪がちらつく冷たい日で、風を避けるのにも一苦労した覚えが。その時とはうって変わり、穏やかな夕暮れを見ながら、久々に間近に点灯を見ることを楽しみに、短いフェリーの乗船時間を楽しんだ。

 フェリーに乗り込む際、プログラムが一人一人に手渡され、そこには19時からサロメ・カトリンのライブがあると書いてある。サロメは今年7月、Post-dreifingの音楽フェスの時、その歌唱力に舌を巻いたアーティストだった。そして彼女を見たのは初めてではなく、4-5年前に西フョルドに行った際、彼女の家族が経営するレストランで、パーティーの時にカバーソングを歌う彼女を見ていた。で、彼女のお兄さんが同じフェリーに乗っていたのも見かけた。

 弦楽四重奏つきのサロメは、彼女のねっとりした声を優しく包んでとってもゴージャス。やっぱり生演奏はいい。会場に入るのが少し遅れてしまったので、聴けたのは3曲だったけど、アーティストとして経験を積み、自身がついたのが大きかったのか、この人は本格的に活躍することができるようになるかもという可能性を感じさせてくれた。

 ライブの後、私はピースタワーのベースを見渡せる小高い丘の上へ行き、そこから夕日を眺めながら、周囲がさらに暗くなるのを待った。

 20時からが点灯式典。レイキャビク市代表の話や、コーラス隊の美しい歌声の後、ジョンの「イマジン」がかかり、一本ずつ光の柱が追加されていく。いつ見ても心踊る瞬間で、「心の中で思ってみよう、世界中の人々が平和に暮らしているのを」という歌詞が、いつも以上に深く心の中に刻まれる。本当にすごい歌だし、すごい柱を考えたものだと思う。そして、その想像を実現すべく協力したレイキャビク市も素晴らしい。

 アイスランドにしてはそれほど寒くもなく、途中からは全く無風となり穏やかな気候で、空高くどこまでも伸びる光の塔を改めて見ながら、少し自分の歩みも振り返った。そういえば2007年はまだまだアイスランドに住むことは想像の域を脱しておらず、でも心の何処かに本当に強くその思いがあったから、アイスランドに拠点を移すことは実現したんだろう、とか・・・。

 イマジン・ピース・タワーの姿は、サイトのライブカムを通して見ることができる。そして天気が良ければタワーとオーロラが見えることも少なくない。私はこのライブカムを結構チェックしていて、このライブカムにオーロラが見えていれば、外に出てレイキャビクでもオーロラ観察ができる。もちろんライブカムとは逆方向にオーロラが出てる時もあるので、万能ではないとはいえ。

Imagine Peace Tower
http://imaginepeacetower.com/

 このタワーに訪れたい場合は、点灯期間はÆgis­garðurからフェリーが出ている。時間等はしっかり調べてからどうぞ。