一箇所で三段階の湯加減。レイキャビクから気軽に行ける自然温泉Krosslaug

 アイスランドは火山国であり、当然温泉も湧いている。どこのコミュニティにも温泉プールがあり、アイスランドの国民はそんな温泉プールが大好きだ。

 それでも天然温泉となると少し冒険心がないと到達できない場所も多い。それでも首都圏から比較的アクセスがいいものもあり、その一つが今回ご紹介するKrosslaug(クロスロイグ)だ。

 私が初めてこの温泉に行ったのは3月半ば。この年は雪が多く、駐車場の前には人の背丈もあろうかというほどの積雪。回転ゲートも動かないため、乗り越えて行った。

 温泉はゲートから50メートル程度だろうか。さほど歩かなかったが、雪が若干深く、こんな感じだった。

 

 この温泉は管理人も存在しておらず、着替える場所もない。強いていえば、温泉は木に囲まれ、小高くなっている場所があるので、そこに隠れて(?)テキトーに着替える。とりあえず人の目につかないように着替えるしかない。
 行きは家から水着を着てくるとしても、帰りは・・・。裸を絶対に見られたくないというのであれば、タオルでも巻いて濡れたまま車に戻るか、こういう場所は来ない方がいい。

 好きな時に自由に使えるのは、この温泉を利用した人々がマナーを守ってきたからだ。こういった場所はコミュニティで管理されていたり、地主が好意で一般に開放している場合が多いため、マナーが守れていない場合は閉鎖される場合もある。くれぐれも後の人のことや環境に配慮してご使用いただきたい。

 この温泉は少人数(5-6名ほど)であれば、快適に入れそうだった。そして湯加減がいい。天然であるため、湯がぬるい、または熱すぎる場合もあるが、ここは本当にちょうどよかった。36-38度といった感じだった。

 そして、メインである温泉の前に、あと2つほど入れる場所がある。メインの次は浅くても湯はそこそこ暖かいので、例えば小さい子供と来た時などは、子供を安心して遊ばせられる場所として使える。

 したの写真で手前に見えているのが、メインの温泉の目の前にある場所。石がゴツゴツと見えている場所も涼みたい時には使えるかもしれない。が、かなり寒い、冷たい。その下は冷たい川になる。

 

 温泉が湧き出ている場所から、温度の違う場所を写したのがこの動画。

 私たちが入った時は駐車場は空で、その後誰もこなかった。後から来た車は先客に我々が居ることが分かるためか、駐車場に戻ると、車が他にも1台駐車してあり、車内には人がいたので、多分私たちが出てくるのを待っていたと思われる。それが不文律であるかのように、他の天然温泉でも、車を止めたまま待っているグループを見たことがある。

 2人しか入れないような大きさでも無いので、「こんにちは」とでも挨拶しながら入ってくれば、こちらも拒むことはないが、お互いに水入らずでゆっくりしたいし、時間もあるから待とうか、というのは有難い姿勢だ。

 クロスロイグは湯加減もよく、湯に入ると少しの間泥が舞うけれど、それも自然の醍醐味。浸かっていれば泥は落ち着き、みずに透明度も戻ってくる。レイキャビクからは余裕で日帰り可能。行きはトンネルを使い、帰り道はクヴァルフョルヅル(Hvalfjordur)をぐるりと一周しても楽しいかと思う。