レイキャビク市民御用達定番のハイキング・コース、エイシャ山

 追記:この記事を掲載した翌日、ハイキング直後に書いていたテキストを見つけた。読み物としてはそちらの方が面白いので、興味ある方はこちらをどうぞ。写真はこの記事で見てください。

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 アイスランド人はハイキングが大好きだ。お散歩ではなく、ほぼ山登り。2019年5月末の週末、天気がいいのでいてもたってもいられず、近隣にハイキングへ出かけた。 

 日本人には理解し難いかもしれないが、天気がいい日は外に出ないとソンした気分になるのがアイスランド人。まして去年の夏は散々で、5-6月のレイキャビクで雨が一瞬でも降らなかった日が1日だったか3日だったか。とにかく酷い冷夏で、その記憶が新しいため、何としてでも晴天の日を楽しまなければならぬという使命感がひしひしと沸いてくる。

 そしてのっぴきならない理由から自家用車が使えない我々は、公共バスで行けて自然が楽しめる場所ということで、エイシャ山のハイキングを選んだ。エイシャはレイキャヴィクからもよく見える山で、標高914メートル。そこは駐車場もカフェもあり、レイキャビク市内から20分程度の距離なので、週末気軽に家族連れで訪れることができる。

 ハイキングコースもとても分かりやすく、目的地別に数ルートある中、「石」まではゆるいコースと時短コースがあり、ゆるゆる登るのは時間がかかるので、我々は時短コースへ。ハイキングのペースがあまり分からないので、結構私は休息多めで登っていった。

 途中、ごく小さい子供も見かけたし、犬の散歩代わりにしている家族も。ジョガーも多かったし、中には乳児を抱えたまま登る人も!どこらへんまで登ったのかは、こういった標識でキチンと分かるようになってた。

 初心者は「Steinn(=石)」と書いてあるところまで行くことを薦められている。その後は、少し危なかったり昇りにくかったりするので、注意が必要とのこと。なので、私が行ったのはその石の場所まで。

 さすがに眺めがいい。

 石のところで休んでいると、相方が「せっかくだから頂上まで挑戦する?」と。上をみるとなかなか険しそうだけど、ダメそうなら引き返せばいいだけのこと。気軽にオッケーをして進み始める。と、足元が滑りやすく手強そうだ。
 この標識によれば、この「6」というのは標高676メートル地点であると書いてあるような気がする。未だにアイスランド語を理解しないことがもどかしいが、たぶんそんな感じのことだろう。ここからはスッテンコロリもありです、という注意書きも読み取れる。絵図は有り難い。

 一歩間違うと奈落へ落ちそうな場所や(特に凍ってる場合、ここは通りたくない!)。

 石がゴロゴロしている場所もあったが、通りにくいところには鉄製の鎖もあったし、道なき道とはいえど、割合親切設計。

 そして割合難なく目ざす頂上を制覇。気持ちよかった。

 私は決して体力がある方でもなく、ハイキング慣れしている訳でもない。けれど、結局一番楽しかったのは頂上近くの岩がゴツゴツある部分で、人によってはあそこが苦難の区間になるらしいけれど、私はどこに手足をつき、どちらの方向に重心を寄せ、どの程度の腕力でどう次のステップに進むべきかを考えながら登るのがものすごく楽しかった。すごく楽しくて、もう一度あそこの部分だけプリーズといった感じ。

 行きは時短コースだったので、帰りはゆったりコースを通ったが、歩く距離が長くて少し閉口した。けれど、川の流れを横目にしながら降りてこられたのはよかった。夏の草花に囲まれながらの川沿いでの休息も至福だった。

 通年ハイキング可能な場所ではあるが、さすがに雪が積もってる時期は辛いと思う。時間のある方はぜひどうぞ。アイスランドの自然を身近に感じながら暮らすアイスランド人気分になれるかもだ。